2005年1月アコンカグア登頂記録
 2005年1月7日、3年越しの念願の山アコンカグアへ向けて出発しました。アコンカグア登山ベースの街メンドーサへは一般的にアメリカ経由チリのサンチアゴそしてメンドーサと入るケースが多いようですが、我々はは成田からニューヨーク経由アルゼンチンの首都ブエノスアイレスそして、空路メンドーサへ入りました。
 我々といっても同行するのは、国際山岳ガイドの北村俊之(仲間ゆえに敬称を略させていただきます)一人だけ、つまり二人だけの幾分寂しい構成です。
 手配はすべて北村にお任せで、私はのんきに登山に専念できました。何とか登頂できたのも数々の8000m峰登頂経験者北村の良きリーダーシップのおかげだと思っています。
 途中でお世話になった国際山岳ガイドの荒木冨美雄さんからも写真をいただきました。今回使用している画像はすべて北村と荒木さんの提供です。
 皆さんもアコンカグアへの興味が涌きましたら、お問い合わせください。
1月7日午後成田出発=1月8日正午頃メンドーサ到着
民宿アコンカグア(日本人の増田さんの経営です。)で泊まることになりました。
1月9日サンマルティン公園の中にあるオフィスでアコンカグアの登頂許可を取る
この時期は一人300us$でした。
1月10日メンドーサからチャーターした車で快適に登山口のオルコネスレンジャーオフィースへ3時間ほどで到着しました。途中ムーラーの手配会社に寄り、荷物を預けました。B.Cまで60キロを運んでもらって120us$。90キロでしたので180us$。
登山口のレンジャーオフィイス前です。

歩きはじめてやはり3時間ほどでコンフルエンシアに到着。
テント泊。当然ながら、これから先メンドーサに帰るまでテント泊。
ここで血圧チェックがあるとのことでしたが2泊するもノーチェックでした。
ラッキー。
ちなみに制限値140。厳しいです。
1月11日プラザデフランシア(4200m)まで高所順応のため往復。
南壁の眺めが素晴らしい。途中の氷河も絶景
1月12日プラザデムーラス(B.C 4400m)までの長い道のり、バテ気味に到着。
北村はさすがに元気。
1月13日〜15日までB.Cに滞在。高所順応で日帰りと停滞を繰り返す。
1月14日ニドデコンドル(5300M)まで移動。泊。
                 (右がニドデコンドル)
1月15日キャンプベルリン(5800M)まで順応のため往復。
B.C迄下山。
途中より降雪。滞在。
1月16日・17日休養。体力と天気の回復を待ちB.Cに滞在。
相変わらずの降雪。
雪のB・Cと
夕焼けのアコンカグア北西壁
1月18日ニドデコンドル(5300M)まで移動。泊。
天候は回復するも、前回と違い積雪有り。寒さを倍に体感。
ニドを出発する国際ガイドの北村俊之氏。
後方に中央奥にアコンカグアが隠れています。
トラバースルートが雪に覆われています。
キャンプベルリン(A・C)を早朝に出発。
メンドーサに来て会いました。
ガイドの荒木富美雄氏です。
結局同じ日の登頂になりました。
さすがに8000Mサミッターは強いです。
お世話になりました。
山頂へと通じる、最後のクーロアール。
残り300Mかな?
ここからバテました。
山頂からの南壁の一部です。 アコンカグア山頂です。
くたびれています。
最後は1歩あるくと3呼吸でした。
余裕の北村氏。私より2時間30分程早く登頂です。 レスキューヘリ。
救助にも、物輸にも使われていました。
屎尿もドラム缶に入れて運んでいました。
メンドーサの町並みです。赤ワインと肉がおいしくて飛んでもなく安いです。
カベルネソーヴィニヨンがとてもおいしいです。3日間ロモ、カルネコンウェソス、食べて飲んで最高でした。